


画面を指先でなぞるだけで、あらゆる情報に触れられる時代。都会で暮らし、自然や生き物に直接触れる機会は、以前よりもずっと少なくなりました。
私たちGAMOTTO Lab.(株式会社 千葉印刷)は、東京・渋谷の印刷会社です。
「画面越しでは伝わらない、本物に触れたときの感動を印刷の力で家庭に届けたい」そんな想いから生まれたのが、特殊印刷で魚のウロコを表現した『さかなかるた』でした。
国内外で多くのデザイン賞をいただき、多くの子どもたちや生き物好きの大人に届くなかで、私たちは次なる挑戦へと舵を切りました。
それが、今回の『爬虫類かるた』です。

過酷な環境を生き抜くために、気の遠くなるような年月をかけて進化した爬虫類たちの皮膚。
ワニのゴツゴツとしたウロコや、繊細なシボ感、息を呑むほど緻密で鮮やかな色彩。そこには、私たちの印刷技術の限界を試したくなるような、圧倒的な生命の造形美がありました。

しかし、その道のりは開発当初から試行錯誤の連続でした。
魚のウロコ以上に複雑で立体的な質感をいかに表現するか。凹凸のピッチや線の太さを1点ずつ極限まで突き詰め、印刷用データを作成するだけで1か月以上を費やしました。
印刷の段階に入ってからも、特殊印刷の「盛り上げ具合」を巡る戦いが続きました。ただ厚く盛るだけでは繊細なディテールが潰れ、薄くては爬虫類特有の皮膚感が伝わりません。
「触れた瞬間に、爬虫類を感じてもらえるか?」
現場で何度も刷り出しを重ね、触り心地を追い込みました。


『さかなかるた』で培った技術をフル動員した結果、指先が驚くウロコの立体感だけでなく、前作以上に鮮やかで深みのある色彩を両立した、妥協なき仕上がりが完成しました。
そして、この挑戦を力強く支えてくださったのが、生き物体験施設「アクアパーク川越」様です。
「生き物の不思議や命の大切さを身近に感じてほしい」という共通の想いのもと、専門家の知見をお借りして妥協のない24種の選定と裏面の生態雑学が完成しました。


ただのかるたではなく、指先から好奇心が広がる「手のひらの上の動物園」を。
印刷会社の誇りと情熱を注ぎ込んだ、私たち自身が心から満足できる最高峰の仕上がりを、ぜひ指先で体感してください。
